【Androidアプリ開発】オプションメニューを追加する。

2023年2月7日

前回はリストの追加を行いました。

【Androidアプリ開発】リストに項目を追加してみる
【Androidアプリ開発】リストに項目を追加してみる
前回は、レイアウトの説明をしました。そしてリストだけ置いてある画面を作成しました。 今日は、まずリストに項目を…
http://nomux2.net/post-2128/

今回は、オプションメニューを追加してみたいと思います。

オプションメニューの追加

オプションメニューに表示する文字列を「strings.xml」に登録しました。

<resources>
    <string name="app_name">TodoManager</string>

    <string name="menu_list_opt_add">追加</string>
    <string name="menu_list_opt_config">設定</string>
    <string name="menu_list_opt_version">バージョン</string>
</resources>

オプションメニューのレイアウトのファイルを作成しました。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<menu xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
      xmlns:app="http://schemas.android.com/apk/res-auto">

    <item
        android:id="@+id/menuListOptAdd"
        app:showAsAction="ifRoom"
        android:title="@string/menu_list_opt_add" />

    <item
        android:id="@+id/menuListOptConfig"
        app:showAsAction="never"
        android:title="@string/menu_list_opt_config" />

    <item
        android:id="@+id/menuListOptVersion"
        app:showAsAction="never"
        android:title="@string/menu_list_opt_version" />

</menu>

onCreateOptionsMenuメソッドをオーバーライドしました。

class MainActivity : AppCompatActivity() {

    override fun onCreate(savedInstanceState: Bundle?) {
        super.onCreate(savedInstanceState)
        setContentView(R.layout.activity_main)

        ・・・

    }

    override fun onCreateOptionsMenu(menu: Menu?): Boolean {
        //オプションメニュー用のXMLをインフレート
        menuInflater.inflate(R.menu.menu_options_menu_list, menu)
        //親クラスの同名メソッドを呼び出す。
        return super.onCreateOptionsMenu(menu)
    }
}

これで実行すると以下のようになります。

右上の「…」をクリックすると他のメニューも出てきます。

それでは説明していきます。

strings.xml」に文字列リソースを追加

文字列リソースを追加しました。nameに指定した文字列を呼び出すときは「@string/」を利用します。

    <string name="menu_list_opt_add">追加</string>
    <string name="menu_list_opt_config">設定</string>
    <string name="menu_list_opt_version">バージョン</string>

この例で行くと「@string/menu_list_opt_add」は「追加」の文字列を指します。

文字列リソースはstrings.xmlで管理しておけば、管理しやすくなります。

menuのリソースディレクトリを作成

resディレクトリで右クリックをして「New」-「Android Resource Directory」を選択します。

以下のダイアログが表示されるので「Resource type」に「menu」を選択します。

自動で「Directory name」がmenuに変わるので「OK」をクリックします。

メニューのレイアウトファイルを作成

先ほど作成したmenuディレクトリを右クリックして「New」-「Menu resource file」を選択します。

File nameに任意のメニューのファイル名を入力します。

レイアウトを作成

レイアウトを作成します。xmlファイルを選択したときにデザインモードになっている場合は、下の「Text」タブを選択しテキストモードに変更します。

オプションメニューに追加するアイテムを記載していきます。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<menu xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
      xmlns:app="http://schemas.android.com/apk/res-auto">

    <item
        android:id="@+id/menuListOptAdd"
        app:showAsAction="ifRoom"
        android:title="@string/menu_list_opt_add" />

・・・

</menu>

android:idはIDです。オブジェクトを取得するための一意(ユニーク)になる文字列です。

showAsActionは、表示するアクションをしていします。

説明
ifRoom表示に空きスペースがある場合に、アプリバーに表示されます。スペースがない場合はオーバーフローメニューに入ります。
withTextアクション アイテムと一緒にタイトル テキスト(android:title で定義)も組み込みます。この値は、他の値と一緒にフラグセットとして組み込むことができます。その場合は、パイプ記号(|)で区切ります。
neverオーバーフローメニューに表示されます。「…」の中ですね。
always常にアプリバーに表示されます。

titleはメニューの表示名です。

オプションメニューの登録

最後に作成したレイアウトファイルをMainActivityに登録します。

    override fun onCreateOptionsMenu(menu: Menu?): Boolean {
        //オプションメニュー用のXMLをインフレート
        menuInflater.inflate(R.menu.menu_options_menu_list, menu)
        //親クラスの同名メソッドを呼び出す。
        return super.onCreateOptionsMenu(menu)
    }

onCreateOptionsMenuはオプションメニューが作成されるときに呼ばれます。

インフレートは膨らませるという意味だそうです。menuオブジェクトにオプションメニューを追加してmenuオブジェクトを膨らませるということですかね。

最後にインフレートしたmenuを親クラスに返してあげることで画面にオプションメニューが表示されます。

まとめ

だんだんそれっぽい画面になってきました。こうなってくるとワクワクしてきませんか?

私は、自分の書いたソースコードが画面に直接反映されるとテンション上がります。
さてまだまだこれからです。一緒にがんばりましょう。

ここまで読んで頂きありがとうございます。