どんな人がプログラマー向いているのか?

2023年2月7日

こんにちは、ノムノムです。

僕は、IT業界に入って16年のプログラマー兼システムエンジニアになります。

自分がプログラマーに向いているかはわかりませんが、これまでいろんな会社に常駐して自社、他社問わず何人もの後輩エンジニアを指導してきた観点から話してみようと思います。

向いているのは技術力より話ができる人

プログラマーという職業は、与えられた仕様でプログラミングを行う職業です。

技術力があればあるに越したことはありませんが、それよりも重要なことはコミュニケーションがちゃんととれることです。

なぜなら、プログラマーは職業です。結構みんな忙しいのです。
自分から動かなければ、ほっとかれます。

つまり仕様やプログラミングでわからないことがあればそれを質問できること、進捗報告をちゃんとできること、困ったことがあった時に相談できること

そうです。報連相(報告、連絡、相談)がちゃんとできる人が向いてます。

社会人として普通なんですが、プログラマーって聞くと「人とあまり関わらずデスクワークで仕事ができそれなりに給与もいい」と思っている人が多いです。

しかし技術力なんてものはちゃんとコミュニケーションを取れる人であれば早い、遅いはあれどだれでも身に付きます。

だって自分の持っていない技術、わからない技術は人に聞けるのですから当然です。

入社してもすぐ辞めていく人の特徴

僕が見てきた中でやめていく人は入社して三か月以内に「自分には向いていないので辞めます。」と言ってきます。

ほぼ全員がこう思っているように見えます。

  • 黙っていても仕事を与えられる。
  • 黙っていてもわからないこと、知りたいことに気づいて教えてくれる。
  • 自分が仕事ができないのは、上司がちゃんと指導しないからだ。
  • 人と話さなくてもいいと思っていたが、予想外に人と接する機会が多い

上司といっても業界経験が新人より長いというだけで、超人ではありません。わからなくて困っているというのが見てわかれば声を掛けて気を使うこともあります。

しかし、こう考えている人の多くは無表情なんです。困っていないように見せるのが異様にうまかったりするので、定期的に声掛けしなければいけません。

でもですよ。その子たちがシステムエンジニアになれば逆の立場になります。後輩を育てなければいけません。いつまでもおんぶにだっこでは困ります。

なので僕は 「わからないことがあったら何回でも聞いてきてね。30分調べて考えてわからなかったら聞いてね。」 と言って後は困ってそうでも声掛けません。

そのまま自分から声を掛けてくるのをじっと待ちます。やっと声掛けてきたと思ったら「辞めます」って言われるとジレンマを感じてしまいます・・・。

独学やスクールでは履歴書のアピールにはならない

僕は、実際の採用の立場ではありません。相談されることはあります。

実際問題

独学でプログラミングやってました。C#が使えます

と言われても言われた側の反応は

独学か・・・雇っても即戦力で使えるかどうかはわかんないなぁ

と思われてると思ってください。

プログラミングスクールでも同様です。その理由は明白です。実務を伴っていないからです。

プログラマーの採用で知りたいのは、どのような開発案件に携わってきて、どんな経験をしているのか。という部分なんです。つまり、独学やスクールでは体験しえない部分であることは否めないのです。

給料安くてもまず実務経験を得るために会社にはいってプログラミングと実務を学ぶという方法もあります

これであれば、プログラミングを学べ、転職するための実務経験を得られ、お給料までもらえる一石三鳥だと僕は思います。デメリットは3年は我慢して勤める必要があることです。

転職してもっといい条件の会社にいくと考えていてもあまり早く転職しすぎると不利益にしかなりませんのでちゃんと下地を作ってから先のことを考えましょう。

地方は意外といい条件の会社がある

みなさん地方は給料が安いと思っていますよね?

その通りです。給料は東京の企業に比べたら安いです。まあその分物価も低いので生活できるわけです。

そして、地方の多くは車社会です。車がなければ、近所のスーパーまで行くのだって大変だったりする地域もあります。

でもちょっと考えてみてください。現在、IT業界ではノマドワーカー的にオフィスに来なくても仕事ができるようにする仕組みが流行しつつあります。

会社は東京や大阪などの都会にあっても仕事は地方でできる仕組みができている会社をチョイスすれば給与体系は都会の高賃金で物価の安く治安もいい地域に住むことだって可能です。

また、本社は東京だけど支社が地方にある企業もあります。
給与体系が東京と同じで地方で働けるという利点を活かせます。

そして、地方はITエンジニア不足です。転職の候補として考えるのはいいと思います。

ブラック企業も僕が感じているだけですが、東京ほど多くありません。

まとめ

結局、プログラマーに限らずどんな職業も円滑にコミュニケーションが取れる人が一番強いんです。

もし、人と会わず自分だけで生きていきたいと思うのであれば会社に所属するのではなく、個人でアプリを作りネット販売するということが考えられます。

僕の昔からの友達がブロガーとして家で仕事をしていますが、普段人会うことがないと喋れなくなるっていってました。文章は書けるけどトークできなくなるそうで、それはそれで問題かもしれません。

ここまで読んで頂きありがとうございます。